以前、何名かの保護者さまから、「ハーベスト学院では成績保証は行っていますか？」と
ご質問を頂きました。
そもそも、「成績保証」とは何をどのような形で保証する制度なのでしょうか？
かんたんに『成績保証制度』と言う魔法のようなキーワードをご説明させていただきます。
成績保証制度は「塾が得をする制度」
結論から申し上げます。実は、成績保証制度は「塾が得をする制度」なのです
実は、違うのです。
と言いますのも、成績保証制度は塾側が「たった１回でもノルマをクリアすれば」即終了となる制度です。
具体的に申し上げましょう。
「50点以下の科目があるとき、その科目が20点アップすることを保証する」
と言うようなノルマが塾側にはあります。
このノルマをクリアしなければ、塾側は授業料を返金しなければなりません。
では、このとき塾側は返金のリスクを避けるために、どんな戦略を取るでしょうか？
塾側は、とにかく次の定期テストで20点上がるよう、その場しのぎでも良いから知識を詰め込もうとします。定期テストの範囲は予め決められていますから、その範囲の暗記部分を徹底的に反復させるのです。実際、本気で暗記のみを徹底すれば、その科目の点数が上がることはご想像いただけると思います。
これはいわゆる「テスト前の一夜漬け」に近いやり方です。そして定期テストの結果が20点アップしていたら保証は終了してしまいます。
その後は、点数が元に戻ってしまったり、さらに低くなったりしても（！）塾はもうノルマを達成していますので、何の保証も得ることはできません。
さらに成績保証を受けるためには多くの場合、下記のような条件がつけられています。
- 週に○コマ以上授業を取っていなくてはいけない
- 夏期講習・冬期講習に参加していなくてはいけない
- 入塾後少なくとも2・3学期は結果が出るまで待たなくてはいけない
など、様々な条件がつけられていることが良くあります。
成績保証を受けるためには、余分に授業を取ったり、塾に長く在籍する必要があるなど、より費用がかかるようになっています。この条件を見ていただければ分かるように、どれも塾側だけが得をする条件であるのは間違いありません。
また、「50点以下の科目があるとき、その科目が20点アップすることを保証する」ということは、「元々定期テストで80点以上取れている生徒」にとっては、何のメリットもない制度だということもおわかり頂けると思います。
そう言ってハーベスト学院に来られた保護者の方も多くいらっしゃいます。
ハーベストでも成績保証制度を取り入れるかどうか、真剣に検討したこともありました
しかし、「これは生徒さんの学力向上に全くつながらない制度だ」と言うことにすぐさま気がつき取り入れを却下したのです。
塾が目指すべき真の目標とはなんでしょうか？
それはもちろん、基礎的な部分を含めた「学力の向上」です。
- つまずいている部分があるなら、一度基礎まで戻って理解してから次に進む。
- 実力をつけるため、入試で必要な応用的な問題にもチャレンジしてみる。
これらは「成績保証」のノルマ達成のために一夜漬け的な指導を行う塾では決してできないやり方です。
そしてこれがハーベストの目指す個別指導のかたちです。
他塾において成績保証制度の利用を検討されていらっしゃる方は、是非その詳しい内容について質問をし、実際に成績アップに役立つのかご一考いただくことをおすすめします。
ハーベスト学院は、「考える個別指導塾」です。
ハーベスト学院は、塾生一人一人の学習進度、習熟度を見極め、今やるべき事はなにか、適切に「舵取り」をさせて頂きます。
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